2010-01-01から1年間の記事一覧

文学フリマ御礼

数日遅れになりますが、文学フリマではたくさんの方にお越しいただきましてありがとうございました。おかげさまで大盛況でした。『CRITICA』ならびに『市川尚吾作品集』の今年(2010年)の直接販売は、これで最後になります。 冬コミは……無念の落選と…

文学フリマ

12月5日の第11回文学フリマに探偵小説研究会も出展します。 販売するのは同人誌「CRITICA」創刊号〜第5号(売り切れの第2号除く) (各号の内容はこちらhttp://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/critica.htm) 開催日時 2010年12月5日(日) 開…

本格ミステリ・ベスト10 読者投票コーナー開設

『2011本格ミステリ・ベスト10』(探偵小説研究会編)、絶賛制作中でございます。 で、恒例の「読者によるMY BEST RANKING」投票コーナーを開設しました。下記のフォームからどうぞ。http://www.harashobo.co.jp/mystery/myrank2011.htm締切は11月5日金曜日2…

「書評なんて信用できない」と思っている人へ。

たまに書評を書くことがありながら、私もそういう人のひとりなので、昨日の個人的な体験について書かざるを得ませんでした。 「書評なんて信用できない」と思っている人に読んでいただければ嬉しく思います。 →「http://d.hatena.ne.jp/chinobox/20100817/p1…

府内戦紙

昨夜の大分は七夕祭の初日。「府内戦紙(ふないぱっちん)」を初めて見ました。ミニねぶたといった趣の山車が十数基、まちなかを練り歩きます。 山車のモチーフはいずれも戦国武将なのですが、上杉謙信、武田信玄が何基もあったのは、いかがなものでしょうか…

天領日田

昨日は、日田に行ってきました。重要伝統的建築物群保存地区の指定を受けた豆田地区のまちなみを見に行くのが主目的。倉敷ほど観光地化されていなくて、なかなか雰囲気よかったですよ。 当日は、日田祇園祭にもあたっていたので、多くの山鉾がまちなかを曳き…

「デス・トーク」

本格ミステリ作家クラブで10周年記念事業を担当している円堂からお知らせです。下記のようなイベントがあります。 本格ミステリ作家クラブ10周年・海外優秀本格ミステリ顕彰『デス・コレクターズ』最優秀作決定記念!「杉江松恋のデス・トーク」 http://www.…

ミス・マープルって、ル・カレやデ・パルマと同じなのか

「こんばんは、ミス・マープルさん」 たまたまつけたミステリチャンネルでやってた『ミス・マープル』(たぶん「牧師館の殺人」)より。 「ミス・マープル」って敬称じゃなくて、「芋洗坂係長」みたいに名前なのかよ! あと「中曽根大勲位」とか「藤原組長」…

『機械探偵クリク・ロボット』

カミの『機械探偵クリク・ロボット』を読んだ。機械探偵(DETECTIVE-A-MOTEUR)というのは、アマチュア探偵(DETECTIVE AMATEUR)の語呂合わせかな。「五つの館の謎」「パンテオンの誘拐事件」の二話を収録。 「五つの館の謎」は予想外にまっとうな本格。 「…

文学フリマ終了

23日に探偵小説研究会ブースまで来ていただいたみなさん、ありがとうございました。

第10回文学フリマに出展します

開催日時 2010年5月23日(日) 開 場11:00〜終了16:00 場 所 大田区産業プラザPiO (京浜急行本線 京急蒲田駅 徒歩 3分、JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩13分) ブース番号 T-14 ブース名 探偵小説研究会会場へのアクセスは文学フリマHP(http:…

第10回本格ミステリ大賞

本格ミステリ作家クラブ主催の第10回本格ミステリ大賞は、15日の公開開票式において、次のように受賞作が決定した。 小説部門 歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』 三津田信三『水魑の如き沈むもの』 評論・研究部門 谷口基『戦前戦後異端文学論』 また、本格ミス…

「ゲーデル問題」問題

Twitter上で、いわゆる「ゲーデル問題」に関する議論が行われていたらしい。私はミステリー界にこの問題を持ち込んだ元凶とされているので、歴史的な資料として――自戒と反省もこめて――『現代思想』(1995年2月号)に寄稿した「初期クイーン論」の導入部分を…

 フランケンは「怪物」くんか?

Mary Shelley『Frankenstein』(penguin classics)の調査結果。 4〜5年前に辞書を引き引き読んだので、「日記」でもなんでもない。しかし、今月17日から「怪物くん」の実写ドラマがスタートするらしく、せっかく…

第10回「本格ミステリ大賞」候補作決定

(タイトル50音順) 小説部門 候補作 『Another』綾辻行人(角川書店) 『追想五断章』米澤穂信(集英社) 『花窗玻璃』深水黎一郎(講談社) 『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午(講談社) 『水魑の如き沈むもの』三津田信三(原書房) 評論・研究部門 候補作 …

「かわいい」ものと「はこ」とか。

昨年末以降に見た美術展のあれこれ。『伝統から近代まで 浅原コレクションの世界 日本人形の美』@そごう美術館 は、コレクターの収集基準が反映しているのかもしれないが、江戸時代以降の「かわいい」人形が勢ぞろい。人形のかわいらしさの雰囲気は、横山隆…