2012-01-01から1年間の記事一覧
『増補版』の解説のラストで、都筑道夫晩年のミステリ観の変化をめぐって、ジョルジュ・シムノンのメグレ警部シリーズに言及したのですが、なにしろメグレ物は巻数が多いので、未読本が山のようにある。だからメモというより、宿題といった方が正確でしょう…
昨日のエントリで、『増補版』が「刊行されました」と書きましたが、実際に書店の店頭に並ぶのは、今日か明日以降になるみたいです。まあ、それはともかく。今回の『増補版』には、佐野洋氏との「名探偵論争」を始めとして、「都筑道夫の文章の中から、『黄…
都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか? 増補版』が、フリースタイル社から刊行されました。編者の小森収氏からの依頼で、私も10ページほどの解説を書いたのですが、紙幅の都合その他で書きそびれたことがずいぶんあります。刊行記念という名目で、書き…
たいていの商品は、消費者のニーズに合わせて、品質が向上するものだが、なぜか、本棚というのは、帯に短し襷に長し、というか、四六に短し文庫に長しというようなものが多い。本のサイズは概ね決まっているのに、ちょうどいいサイズのものがないのが不思議…