濤岡

「没後60年 中城ふみ子と中井英夫」展@小樽文学館

小樽文学館で「没後60年 中城ふみ子と中井英夫展」が9月7日まで開催しています。(小樽文学館 「中城ふみ子と中井英夫展」) http://otarubungakusha.com/exhibition/2014051421今冬の中井英夫展に引き続き、嬉しい企画です。 若き日に短歌雑誌の編集者として…

没後20年 中井英夫展@小樽文学館 つづき

もうすぐ『虚無への供物』の開幕もしくは中井英夫の命日の12月10日です。 現在、小樽文学館で開催中の「没後20年 中井英夫展」を見てきました。(2014年1月13日まで) http://otarubungakusha.com/exhibition/201304804 中井英夫の生涯を辿りながら、交流の…

「CRITICA」中井英夫特集号 小樽文学館で委託販売中

市立小樽文学館で「没後20年 中井英夫展」が開催中です。 (展示概要 http://otarubungakusha.com/exhibition/201304804) 『虚無への供物』の完成を報告する江戸川乱歩宛て書簡が初公開とか(読売新聞記事 http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20131022-O…

「CRITICA」8号 特集「中井英夫歿後20年」

コミックマーケット84で頒布します。http://www.comiket.co.jp/ 参加日:8月10日(土) 配置ホール:西1 配置場所:や−41b サークル名:探偵小説研究会 『CRITICA』第8号 千円 ●特集――中井英夫歿後20年 ハネギウス一世との邂逅 本多正一インタビュー 聞…

本棚のはなし

たいていの商品は、消費者のニーズに合わせて、品質が向上するものだが、なぜか、本棚というのは、帯に短し襷に長し、というか、四六に短し文庫に長しというようなものが多い。本のサイズは概ね決まっているのに、ちょうどいいサイズのものがないのが不思議…

コミケ参加のお知らせ

探偵小説研究会はコミックマーケット81(会場:東京ビックサイト)に参加します。機関誌「CRITICA」及び「市川尚吾作品集」を販売します。参加日:12月29日(木) スペース:西1ホール ゆ−19b「探偵小説研究会」コミックマーケットの案内はこちら→http:/…

「かわいい」ものと「はこ」とか。

昨年末以降に見た美術展のあれこれ。『伝統から近代まで 浅原コレクションの世界 日本人形の美』@そごう美術館 は、コレクターの収集基準が反映しているのかもしれないが、江戸時代以降の「かわいい」人形が勢ぞろい。人形のかわいらしさの雰囲気は、横山隆…

コミックマーケット77に参加します

明日12月30日(水)コミックマーケット77(@東京ビッグサイト)に「探偵小説研究会」は参加します。 スペースは西2 と―17bです。新刊はありませんが、入手もれがありましたらぜひこの機会に。

ありがとうございました

年末の押し迫った時期に「探偵小説研究会」までお越しいただきありがとうございました。

本格ミステリ・ベスト10投票受付中

夏のコミケのお知らせの後が、年末向けお知らせというのは期間が空きすぎですが、『2010本格ミステリ・ベスト10』読者投票コーナーが開設。投票受付中です。http://www.harashobo.co.jp/mystery/index.htm ●おまけの雑記。 横浜港に係留保存されている…

建築を10倍楽しむピンホール写真展

昨年からピンホールカメラで写真を撮影していますが、展覧会を開くことになったので、お知らせ。建築を10倍楽しむピンホール写真展 8月2日(日)〜8月31日(月)10:00〜18:00 住まいの情報館3Fライブラリーにて(横浜市営地下鉄中川駅徒歩2分「ハウスクエア…

1900 HOUSE

『2009本格ミステリベスト10』が発売になりました。本格ミステリベスト10 2009作者: 探偵小説研究会出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/12/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (31件) を見るさて、DVD『1900 HOUSE』を見た。…

フジロックフェスティバル

今年もフジロックフェスティバルに行ってきた。今年のお目当ては、くるり、TRAVIS、THE MUSICで、もちろん楽しんだわけなのだが、パンフレットの紹介文に書いてあった「兄・ロンが奏でるキーボードに合わせて歌う弟ラッセルのオペラ唱法が特徴」という一文に…

ピンホールカメラで横浜を撮る その2

前回に引き続きピンホールカメラの話。 4月以来、折りを見つけてはピンホールカメラであるところのお菓子箱を道端に置いて撮影をしている。何度か撮影しているうちに気がついたこと。三脚を立てていると、三脚の上にあるのがお菓子の箱でも、人様にカメラと…

ピンポールカメラで横浜を撮る

先日、ピンホールカメラで横浜を撮影した。 ピンホールカメラといえば、以前、35ミリフィルムを使う紙製の「くま35」で撮影したことがある。このカメラは手頃な価格、かつ35ミリフィルムを使える(つまり現像、プリントを写真屋さんに頼める)という優れ物な…

「セーラー服と縞のシャツ〜その由来と広がり〜」@横浜マリタイムミュージアム

横浜マリタイムミュージアムで開催されている「セーラー服と縞のシャツ〜その由来と広がり〜」を見てきた。 水兵、船員の制服、日常服であったセーラー服と縞シャツが、日本でどのように普及定着していったかを展示紹介したもの。日本での洋服の普及には制服…

澁澤龍彦 幻想美術館@横須賀美術館

というわけで、よい天気となった今日は横須賀美術館に「澁澤龍彦 幻想美術館」展を見てきた。 展示作品は、すでに平凡社から図録として刊行されているので、収録作品を確認するようなところもあるけれど、やはりオリジナル作品を見ると、改めて気がつくとこ…

雨の日と澁澤龍彦

今日は横須賀美術館で開催されている「澁澤龍彦 幻想美術館」展を見に行く予定にしていたが、不穏な天気だったのでおとなしく家にいることにした。 で、未読だった牧野修『水銀奇譚』(理論社)を読んだのだが、この作品では澁澤龍彦が重要な位置を占めてい…

佐藤さとる コロボックル物語展

神奈川近代文学館で「佐藤さとる コロボックル物語展」が開催されている。 この物語の舞台のモデルになったのが横須賀と横浜なので、いわば神奈川のご当地文学になるのである。横浜や横須賀は大人になってみれば地元に感じられる距離の場所なのだが、子ども…

フジロックフェスティバル

7月末に新潟県の苗場で開催されたフジロックフェスティバルに行ってきた。 http://fujirockfestival.com/ ここのところ、音楽を聴く時間が取れないのだが、それでもフジロックに出かけるのは、会場となった苗場スキー場の地形を活かした会場のつくりが気に入…

勝手にミステリツアー

5月31日に引き続き、ニュージーランドの話題。ミステリにおいて、さまざまなトリックが使われるけれど、そのトリックによる錯誤は、実際にはどのくらい通用するものだろうか、とニュージーランドからの帰りにちょっと考えるようなことがあった。 帰国の飛行…

クライストチャーチの建築覚え書き

先月、ニュージーランドのクライストチャーチに出かけてきた。クライストチャーチは英国以外でもっとも英国らしい街と称されており、市民が花を愛好することからガーデンシティとも呼ばれている街である。季節は秋なので黄葉、紅葉が美しかったが、ススキの…

20世紀を代表する椅子に座ってきた

今日は、佐倉市立美術館で開催されている大正時代の家具、室内装飾デザイナーの「没後80年 森谷延雄 展」を見てきた。 で、同時開催で「20世紀を代表する椅子に座ってみよう」なんていう企画もあり、美術館収蔵の名作椅子に座り放題なので、もちろん全部…

ハチミツとクローバーと同潤会

『ハチミツとクローバー』のDVDが発売になった。登場人物みんなが片思い、という美大生の青春映画である。この映画の何がよかったって、今はなき同潤会三ノ輪アパートが美大生たちの寮として使われていることだ。取り壊し直前の撮影のため、壁やドアにペイン…

マーロウのプリン

全国区の商品とまでは思っていなかったけれど、「マーロウ」なんて名前がついているので、研究会の会員なら知っていると思っていたのだが、先月の忘年会のときに話を出したら案外知られていなかったので、ローカルネタで恐縮ですが、マーロウのプリンの紹介…

今日は、段ボール箱を開けて片付けをしている。なにしろ一昨年の引越の際は、時間がなく、どんどん箱に詰めていったので、箱を開けると、ここにあったのか、というものが出てくる。 今日、出てきたのは、最初の英国旅行の際に買い求めたホームズグッズ。10年…