椅子なんて座れりゃいいじゃんか――
などと絡むと……はんちく野郎が、江戸川乱歩の「人間椅子」とか、“安楽椅子探偵”の話だとかを持ち出して、俺に抗議するかもしれないが……
ようするに、俺にとっての“椅子”とは、酔っ払った身体を支えて、パソコンのキイボードとディスプレイに精神を方向づける道具でしかない。
うむ……やっぱり、即物的に、マテリアルに“椅子”は大切だな……
イメージとマテリアル――ファンタジイとリアルの境界は、様々に動揺しながらも、多分、その場その場で絶対的に機能しているのではないだろうか?
あ……なんだか、今日はマジメに酔っ払ってる?