『機械探偵クリク・ロボット』

カミの『機械探偵クリク・ロボット』を読んだ。機械探偵(DETECTIVE-A-MOTEUR)というのは、アマチュア探偵(DETECTIVE AMATEUR)の語呂合わせかな。「五つの館の謎」「パンテオンの誘拐事件」の二話を収録。
「五つの館の謎」は予想外にまっとうな本格。
パンテオンの誘拐事件」は少年探偵団みたいな話だけれど、カミのユーモア原理主義が炸裂して、痛快な読み物になっている。言葉遊びはもちろん、サルトル(本人)が出てきたり、クリク・ロボットのスペック描写がカクテル・ピアノみたいだったり、なんとなく『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン)と空気が似てるなあ、と思って刊行年を調べたら、両方とも1947年だった。

機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)

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