忘年会とコミケ

 前の日の26日は嵐――横浜に住む私も暴風雨に晒されて、ちょっと興奮してしまった。気圧配置が読みづらく、嵐の巣はそこここにあるはずだが、とりあえず今日はイイお天気で、12月にしては異常にヌルイ気候で――今日も飲んでいるのは、麒麟淡麗グリーンラベル<生>。結局、酒の話だ……

 と、いうわけで……話は、12月10日まで遡る。その日は、探偵小説研究会の例会であった。『2007 本格ミステリ・ベスト10』の反省会、

本格ミステリ・ベスト10〈2007〉

本格ミステリ・ベスト10〈2007〉

このブログの問題、冬のコミケへの参加問題など重要な議題が目白押しで、一年の〆でもあるし、会員の一人としては是非参加しなければならない。研究会活動へ積極的に関与し、田中イズムを注入し……と、その日の朝まで考えていたのだ……
 まぁ……結局、朝から飲んだくれてしまい、一寝入りして起きたら16時過ぎで、多分、もう重要な議題の処理は終わっている……しかし、さらに重要な“忘年会”という裏・最高議決機関が予定されていたはず……途中からでも、是非参加しなければならない。田中イズムを注入して……
 と、いうわけで……会場に行くと、すでに鍋なんか空になっていて議論は佳境に入っていた。何食わぬ顔で末席に座ると、頼んでもいないのにビールと日本酒が私の前に置かれた。ひょっとしたら、他の人が頼んだものかもしれない――と思いつつ飲もうとすると、「あ、来たの?」と……目の前に座っている(酔っ払っているくせにソツのない)廣澤が気がつきやがった。「さっきから、いたじゃん」と誤魔化して穏やかにおさめようとしたのだが……斜め向かいの(話を面白くしなければ気のすまない)千野が、鬼の首を取ったようにチャチャを入れて騒ぎを大きくし……まぁ、色々と批判はあったわけだが、なんとか仲間に入れてもらった。参加者は、市川、円堂、小森、笹川、千街、田中、千野、蔓葉、濤岡、羽住、廣澤、そして、原書房の『本格ミステリ・ベスト10』担当編集者のウサギさん(被り物は脱いでいた)。
 と、いうわけで……さらに重要な議題が話し合われた。あまりに重要すぎて、ここに書けないのは残念だが、その一部をウサギさんが「素行迷宮」(http://blogs.yahoo.co.jp/maru9316/archive/2006/12/11)でリークしているので、興味のある方は参照されたい。要するに、バカ話で……よく覚えていないが、千野を相手に、石川淳とか国枝史郎とかの重要な話をしたような気がするし、太宰治の「女学生」の話もしたような気がするし、ミステリと関係のない(だからこそ重要な)ことも討議されたのであった。
 よく覚えてないのだけれど……
 と、いうわけで……翌日になったら、なんだか、田中が冬のコミケに売り子で参加するという話が出来上がっていて……そんなこと言ったっけか? よく覚えていないけど……恐るべし「裏・最高議決機関」……この分だと、酔っ払って「よく覚えていない」を口実に、なんか色々押し付けられるんじゃないか……そんな不安が……

 と、いうわけで……12月30日のコミケに、探偵小説研究会は参加します。詳しくは、探偵小説研究会のHPで。ただし、田中は「売り子するなんて言ったか?」という抗議のせいか、頼りにされていないせいか、スタッフのチケットは鷹城・蔓葉・諸岡に割り当てられ……「昼ごろにフラリとやって来る」かっこいいキャラを振られたので、目覚めのビールを飲んでから、お手伝いに行きます。是非参加して、打ち上げには田中イズムを注入し……