村上春樹が訳した『ロング・グッドバイ』

ロング・グッドバイ

ロング・グッドバイ

 村上春樹が訳した『ロング・グッドバイ』を読了。
 さて……問題なのは、e-NOVELS の「週刊書評」第231回で、矢作俊彦の『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ
THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

について書いた時に――

 しかし、チャンドラーと村上のスタイルには、実は看過できない差異がある。

 などと書いてしまったわけで……その始末をどうつけたものか……それは、宿題として……

 この話――改めて読み直してみると、テリー・レノックスにしろロジャー・ウェイドにしろ、フィリップ・マーロウにしたって……イキがってるけど、結局は酔っ払いのダメ男の“はんちく野郎”じゃないか……やっぱり、『ロング・グッドバイ』(『長いお別れ』)は、“文藝カレーシュウ”のリストにエントリー決定だな。

 ついでに書いておくと、昨日、高知でウマイ鰹を食いながら……ビールを飲まなかった鷹城宏も、やっぱり“はんちく野郎”だ。