20世紀を代表する椅子に座ってきた

今日は、佐倉市立美術館で開催されている大正時代の家具、室内装飾デザイナーの「没後80年 森谷延雄 展」を見てきた。
で、同時開催で「20世紀を代表する椅子に座ってみよう」なんていう企画もあり、美術館収蔵の名作椅子に座り放題なので、もちろん全部座ってきた。
美術館収蔵、という書き方をしたが、元々は、インテリアとして館内に設置している椅子なので、ある意味お手軽な企画なのだが、普段は気にかけない椅子を生活の中にある美として見直すことを提示する(気づきを促す)、というのは美術館の姿勢として好ましいものだし、名作椅子とはいえ普段はわざわざ座り歩くこともしないので、ひとつところに集めて座ってみよう、というのはなかなかいいものだと思う。
スチールの編み編みで、見た目では座ったら痛そうに見えるハリー・ベルトイアの「スモールダイアモンドチェア」が案外クッションが効いていて座り心地がよく、座ってみないと分からないものだと実感した。
ちなみにミュージアムカフェはヤコブセンのセブンチェアが使われている。黄緑色のセブンチェアが4脚あるテーブルはクローバーのようだし、その他カラフルな色合いのセブンチェアはお花のようで、市松模様の床に意外にマッチしている。
http://www.city.sakura.lg.jp/museum/exhibition/isu.htm