マーティン・クリードの謎

今週の出張先は、西宮、広島、岡山、広島。広島で少し時間が空いたので、広島現代美術館でやっているマーティン・クリード展を見に行った。
クリードの作品の初見は、森美術館でやっていた「英国美術の現在史 ターナー賞の歩み」に展示されていた「ライトが点いたり消えたり」であったと記憶する。展示会場の照明が点いたり消えたりするだけという、実に斬新(?)なアートであった。広島現代美術館の照明もやはり点いたり消えたりしていた。
その他の展示として、「くしゃくしゃに丸めた紙」「くしゃくしゃにしてから広げた紙」「たたんでから広げた紙」「ちぎった紙」などの作品が展示されていた。いかなる作品かといえば、題名そのまんまの紙が額縁に入っているだけの代物。さらに「カーペットタイルの変な場所に、もとあるカーペットタイルの上に立方体に重ねたカーペットタイル」という作品もあった。カーペットタイルの在庫処分のような印象がなくもない。いや〜奥が深いわ、現代芸術。