KU16補足
KU16というのは、香川県農業試験所、香川大学農学部等が県独自ブランドの酒米を開発しようと1990年から開発に取り組んでいた品種。「オオセト」と「山田錦」を交配・育成したものだとか。正式名称の「さぬきよいまい」は「良い米(よいまい)」と讃岐弁の「酔ってください(酔いまい)」を掛け合わせた、いわば駄洒落。
たしか昨年、産学連携がらみの講演会で、KU16の研究者から説明を聞いた段階では、まだ「さぬきよいまい」の名称すら決まってなかったと記憶するので、KU16使用の日本酒が商品化されたのは今回がはじめてのはず。たぶん生産量もそんなに多くないのではないか。
とはいえ、鷹城はただの呑んべなので、米の違いなんかわかるはずもない。美味しいとは思ったものの、それは「悦凱陣」だから美味しかったのだと思うし。事実、同じ「悦凱陣」の純米酒で、酒米に「亀の尾」を使ったものと呑み比べてみたのだが、う〜ん、どうも違いがわからない。まあ、酒に酔わずに情報に酔ったということで……。