聖女の九歳

聖女の救済……と誤変換すると萌えアニメ(というか、むしろ違法なAV)のタイトルのようだが、それはさておき、以前『容疑者Xの献身』を大澤真幸の「アイロニカルな没入」に絡めて論じたことがある。その原稿は、人によっては「それって深読み」と感じても仕方ないような立論を採ったのだが、東野の新作『聖女の救済』の場合、犯人が直球勝負で「アイロニカルな没入」をしているような気が……。
ところで明日29日の冬コミ探偵小説研究会がサークル参加しています。東京ビッグサイト東地区ウ16aです。