ちょっとこわい?ピーター・ラビット

幼い頃、あまり定番の名作絵本に接した記憶がないので、3歳の娘のために「ぐりとぐら」やピーター・ラビットを読んでやるのは、自分にとってもなかなか新鮮な経験です。とくに、ピーター・ラビットのシリーズには、結構ミステリふうの話が混じっていて、それ…

納涼句抄

研究会日乗に、古典の下ネタ翻訳を載せると言いながら、暇がなかなかなくて、日乗そのものもご無沙汰になってしまいました。いまも野暮用に追いまくられていますが、たまには何か書きこまないと話にならないので、書中見舞がわりに、旧作の腰折れいくつか、…

ハハマキ

『宇治拾遺物語』をやる予定だったのだが、同じ下ネタで先に片付けておきたいものを思い出したので、まずそれから。 むかし、村上春樹だったか村上龍だったかが、motherfuckerにあたる訳語のないことを嘆いていた。現代日本には、いきいきとした罵倒の語彙が…

3パーセントの幸福

その1 「長門有希の100冊」のうち3冊の文庫解説を書いていた。 その2 絶賛売り切れ中「幻影城の時代」の全体に占める執筆率2,5パーセント余り。 それはともかく。今日の話題は、その2のからみです。あの本に書かせていただいた「宿題を取りに行く…

笠井潔批判者吉野仁氏

吉野仁氏の日記「孤低のつぶやき」12月24日の欄に、 なにしろ、自分の属するジャンルが最高であると、強引なこじつけのトンデモ論を延々と垂れ流してるエラい書き手の方もいるくらいだ。あれはひどいもんです、あいかわらず。よく読むと中身はメチャクチ…