2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

クライストチャーチの建築覚え書き

先月、ニュージーランドのクライストチャーチに出かけてきた。クライストチャーチは英国以外でもっとも英国らしい街と称されており、市民が花を愛好することからガーデンシティとも呼ばれている街である。季節は秋なので黄葉、紅葉が美しかったが、ススキの…

諏訪敦 絵画作品集

2年前、ミステリ作家・飛鳥部勝則のサイトで諏訪敦の作品が紹介されていた。さっそく近所の書店に行き、画集を購入した。それから、ヒマなときにぱらぱら見てあれこれ考えているのだが、見れば見るほど奇妙な気持ちに襲われる。 諏訪敦の絵は徹底的な具象絵…

ニュース

年末に一年間を振り返るのに便利なように、日々、これは重大だと思ったニュースを厳選してメモに書き出している。今日は以下をメモ。 松岡農水相が赤坂議員宿舎で首吊り自殺を図る。 ZARDの坂井泉水さん病院スロープ転落事故で急死。 河瀬直美監督「殯の…

結局リタイア

「SAW3」は、結局ほとんど観ることができなかった。 劇場で観たら、しばらく豚肉食べられなさそうだ……。 怖い話は好きだけど、血がドバっと出たり、いろんなものがぐちゃぐちゃとなったりする映像は苦手だ。なのに「フェノミナ」は好き。矛盾している。 …

怖いものみたさ

遅ればせながら、ただいま「SAW3」のDVDを流している。 開始してからすでに7分。 怖くて画面を見ることができない。 字幕を追えないので、日本語モードにしている。 でも、すでに効果音が怖い。 悲鳴が終わったら画面を見ればいいのかな……。

ボルヘス、ジャンル小説を語る。

『ボルヘスの北アメリカ文学講義』第13章が概ねジャンル小説周辺に充てられている。まずはミステリの祖とされるポウ。 最初に出た「モルグ街の殺人」は、一見密室と思える屋根裏部屋で二人の女性が惨殺された事件を扱う。犯人は■■■■■■■である。「盗まれた手…

大女

「エル」と言えば(ミステリファンにとっては)エラリー・クイーンの愛称。 世間一般で言えば、今なら「デスノート」の「L」をまず連想するのだろうが、マンガでは三浦みつるの「Theかぼちゃワイン」というのもあった。「デスノート」ほどではないが、いち…

ヘンデルを聴きながら

ヘンデルの『二つの合奏団のための協奏曲』をBGMにしながら仕事をしていたら、第2番ヘ長調・第5楽章の途中で、あれま、これって、映画『英国式庭園殺人事件』(英、1982)で流れていたマイケル・ナイマンの曲とよく似ているなあ、と、ふと思った。ヘンデルの…

クリストファー・プリースト『双生児』

クリストファー・プリースト『双生児』を読んで、レン・デイトンの歴史改変スパイ小説『SS−GB』(1978)――「イギリス本土駐留ドイツ親衛隊」の略語で、「もし1941年にヒトラーが英国を占領していたら歴史はどう変わっていたか?」をテーマにした異色作――…

仏大統領選に思う

フランス大統領サルコジ氏……何だか、さくらももこの漫画のキャラクターみたいな響きだと感じるのは、私だけか? いやいやいや、「コジ」しか合ってないし。

聖餐城

聖餐城作者: 皆川博子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/20メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (21件) を見る皆川博子の最新作『聖餐城』。ヨーロッパの魔術的首都プラハに君臨した神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の長い長い影法師のも…

屈辱ゲーム。

前の日記に大森さんが『源氏物語』のことを書いていた。 その3日前には、こんなニュースがあった。 仏大統領が祝福メッセージ =「源氏物語千年紀委」に−京都 4月27日21時31分配信 時事通信 2008年に源氏物語が記録上確認されてからちょうど千年を迎えるのに…