鷹城

追記

しかし『ひぐらし』と並べるなら、『試行錯誤』より『毒チョコ』の方がふさわしいかもしれないと愚考してみる。 ああ、このネタで「ニアミステリな関係」の原稿が一本書けたかもしれない。 それともやはり、多世界解釈とコペンハーゲン解釈ぐらいの違い(ど…

ふと思いついて書きこんだものの、ネット検索したらすでに同じことを考えている人がいた話、二題

A・バークリー“Trial and Error”(試行錯誤 (創元推理文庫))の訳題として『司法錯誤』というのはどうか? 『ひぐらしのなく頃に』のタイトルは要するに、ヒロインの竜宮レナがいつも「カナカナ」言ってるせいではないのか?

ガンダム展その他

ちょっと京都に行くついでがあったので、ガンダム展「GUNDAM GENERATING FUTURES 来たるべき未来のために」を見た。といっても、この展覧会はすでに大阪は天保山のサントリー・ミュージアムで開催されたときに見ているので、今回は、その展覧会場になった「h…

讃岐うどん讃歌

TVを昨晩見ていたら「ニッポン旅×旅ショー」で信州そば対讃岐うどんが紹介されていた。 高松を舞台とする後者では、タレントが「喜代美山荘 花樹海」に泊まっていた。高松でも有数の旅館であり、瀬戸内を一望できるそのロケーションはすばらしいのだが、な…

文学作品という憑物

これもしばらく前に読んだ本に関する覚え書きである。“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/12/25メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 90回この商品を含むブログ (304件) を見る野…

スパイラル生きてる?

スパイラル・アライヴ 2 (ガンガンコミックス)作者: 城平京,水野英多出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/02/22メディア: コミック購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (36件) を見る『スパイラル〜推理の絆〜』のサイドストーリ…

↑大西洋血に染めて

シャアIIというのは、ザクに次ぐ二機目でズゴックという意味だろうか? すると、いずれは金粉入りのカクテルなんかも登場するのだろうか?

野兎の逃走/闘争

GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 (富士見ミステリー文庫)作者: 桜庭一樹,武田日向出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 125回この商品を含むブログ (121件) を見るしばらく前に読んだ本だが、備忘録的に思いつ…

KU16

今夜は地元の居酒屋で「悦凱陣」の純米を呑んだ。 酒米はKU16「さぬきよいまい」を使用。KU16というのは先頃、香川県で新しく開発された酒米である。う〜む、なかなか美味しいですよ。

KU16補足

KU16というのは、香川県農業試験所、香川大学農学部等が県独自ブランドの酒米を開発しようと1990年から開発に取り組んでいた品種。「オオセト」と「山田錦」を交配・育成したものだとか。正式名称の「さぬきよいまい」は「良い米(よいまい)」と讃岐弁の「…

それでも店(テナント)は廻っている

ふと気がつくと、地元の老舗喫茶店の店舗跡がメイド喫茶に変わっていた。もっとも、老舗喫茶がそのまま業態変更したわけではなく、そこが別のテナントビルに移って、だいぶん経った後に新規テナントとしてメイド喫茶が入居したのだが。 以前の店舗は、マスタ…

鉄コン筋クリート(その2)

11日の雑文の続きである。 『鉄コン筋クリート』の中でクロは、街の鼻つまみ者のヤクザ・ネズミ(鈴木)と対立関係にある。しかしながら一方で、昔ながらの宝町に愛着を感じる点で、両者は共通してもいる。実際、ネズミの死に水を取るのは、ほかならぬクロだ…

鉄コン筋クリート(その1)

松本大洋のマンガ原作をアニメ化した劇場映画『鉄コン筋クリート』を、先日見に行った。昭和レトロをベースに多国籍風味を諸神混淆した都市「宝町」の緻密な描写と、その街を(文字どおりに)飛び回る二人の少年、クロとシロの姿が見どころである。 この作品…

ヤングアダルトの再定義

余談だが、うちの近所に比較的大きな本屋があって、そこの雑誌スペースには「ヤングアダルト」のコーナーがあるのだが、置かれているのはすべて「萌え」系の雑誌である。 ちなみに、マンガ雑誌やアニメ誌、ライトノベル誌、ゲーム情報のコーナーは別にあって…

独房&人形

「http://www.geocities.jp/mitsuihck/」の一環として開催されている「独房展」を見に、香川県の坂出市を訪れた。 旧坂出警察署は昭和12年に建設されたが、現在は廃墟となっており、近い将来に解体撤去される予定だとか。その建物内に設置された留置場の独房…

『麗しのシャーロットに捧ぐ』に捧ぐ

麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイルズ (富士見ミステリー文庫)作者: 尾関修一,山本ケイジ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 30回この商品を含むブログ (75件) を見る第6回富士見ヤングミステリー大賞佳作にし…

シャアが来る?

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)作者: 古野まほろ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (125件) を見る第35回メフィスト賞受賞作。 第二次大戦後も帝政を護持し、軍隊が存在するパ…

僕たちのパラドクス

僕たちのパラドクス―Acacia2279 (富士見ミステリー文庫)作者: 厚木隼,QP:flapper出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (38件) を見る第6回富士見ヤングミステリー大賞受賞作。 現代に生きる男子高…

新屋島水族館へ行った

昨日、徒歩で屋島に登って屋島寺を参拝した。といっても別に逆打ちをしようというわけではなく、日頃の運動不足の解消かたがた、日プラのテコ入れで先頃リニューアル・オープンした新屋島水族館を覗くのが主たる目的であった。 屋島はかつて修学旅行のメッカ…

エッシャー風きのこ

年明けに渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「スーパーエッシャー展」を見てきた。たしか2日のことであったと記憶するが、年始早々からチケット売場に列ができ、25分待ちと表示されており、この版画家の人気を痛感した。もっとも、一計を案じた当方は、Bunk…

ふたたび赤朽葉家をめぐって

赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る『赤朽葉家の伝説』を読んで、本書の舞台となった紅緑村のモデルはどこだろうかとか、鉄砲薔薇や…

赤朽葉家というせかい

赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る わたしたちは、その時代の人間としてしか生きられないのだろうか(『赤朽葉家の伝説』308頁) …

いよいよ冬の祭典です

今日から大晦日にかけて東京ビッグサイトでコミックマーケット71、いわゆる冬コミが開催されています。探偵小説研究会は2日目の明日、30日に参加予定。 日時:2006年12月30日(土) 10:00〜16:00(予定) 場所:東京国際会議場(東京ビッグサイト) スペー…

アール・ヌーヴォーなもやしもん

もやしもん(4) (イブニングKC)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/22メディア: コミック購入: 9人 クリック: 72回この商品を含むブログ (386件) を見る石川雅之『もやしもん4』(講談社)を購入した。『げんしけん9』は同人誌・CD封…

『クリスクロス』

マリア様がみてる 26 クリスクロス (コバルト文庫)作者: 今野緒雪,ひびき玲音出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (238件) を見る今野緒雪の新刊『マリア様がみてる クリスクロス』(コバルト文庫…