2007-01-01から1年間の記事一覧
と、いうことで……自炊を始めた―― 独り分をセコセコ作るので、どうしても食材が余る……余った食材に始末をつけようと別メニューを考え、新しい食材を買い足す……すると、それが、また余ったりする……そんなローテーションが、うまく回っているうちはいいのだが………
トリックスターズC〈PART1〉 (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見るトリックスターズC〈PART2〉 (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩…
実は、引越をして、それを機に今まで全部外食だった生活を改め、自炊を始めた。円堂都司昭ほど凝ったものは作れないが、自分で食う分には問題のない仕上がり(時々、失敗するけど)。二ヶ月ほど経つが、なんとか続いている。 ちなみに、23日(土)の夕飯は、…
昨日(23日)付東京新聞読者欄より。ひみつのごはん 先日、電車にゆられていたときのこと。 ある駅から乗ってきた小さな女の子の愛らしさに、私は目を奪われました。ヘンリー・ダーガーの絵に描かれている子どものような、無垢な感じの女の子でした。 まだ三…
岡田暁生の『西洋音楽史 「クラシック」の黄昏』(中公新書)で興味深いのは、「第六章 爛熟と崩壊――世紀転換から第一次世界大戦へ」の「破局か越境か――第一次世界大戦前夜」という節の部分。 マーラー(1860年生まれ)、ドビュッシー(1862年生まれ…
にも言及していましたよね。岡田暁生はストラヴィンスキーの技法を、親交のあったピカソのコラージュに比較していますが…。
↑に関連していうと、麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』が、シェーンベルク、ヴェーヴェルンといった新ウィーン楽派を素材に使っていましたね。
折原一の『黙の部屋』は、70年代に活動した謎の画家・石田黙の伝記的小説であり、ちょっとした作品集でもあるという性格を持っていた。 このほど、彼の絵のコレクターでもある折原の熱意によって、石田黙展「黙の部屋」が開かれる。 6月25−30日(11…
5月31日に引き続き、ニュージーランドの話題。ミステリにおいて、さまざまなトリックが使われるけれど、そのトリックによる錯誤は、実際にはどのくらい通用するものだろうか、とニュージーランドからの帰りにちょっと考えるようなことがあった。 帰国の飛行…
先月、ニュージーランドのクライストチャーチに出かけてきた。クライストチャーチは英国以外でもっとも英国らしい街と称されており、市民が花を愛好することからガーデンシティとも呼ばれている街である。季節は秋なので黄葉、紅葉が美しかったが、ススキの…
2年前、ミステリ作家・飛鳥部勝則のサイトで諏訪敦の作品が紹介されていた。さっそく近所の書店に行き、画集を購入した。それから、ヒマなときにぱらぱら見てあれこれ考えているのだが、見れば見るほど奇妙な気持ちに襲われる。 諏訪敦の絵は徹底的な具象絵…
年末に一年間を振り返るのに便利なように、日々、これは重大だと思ったニュースを厳選してメモに書き出している。今日は以下をメモ。 松岡農水相が赤坂議員宿舎で首吊り自殺を図る。 ZARDの坂井泉水さん病院スロープ転落事故で急死。 河瀬直美監督「殯の…
「SAW3」は、結局ほとんど観ることができなかった。 劇場で観たら、しばらく豚肉食べられなさそうだ……。 怖い話は好きだけど、血がドバっと出たり、いろんなものがぐちゃぐちゃとなったりする映像は苦手だ。なのに「フェノミナ」は好き。矛盾している。 …
遅ればせながら、ただいま「SAW3」のDVDを流している。 開始してからすでに7分。 怖くて画面を見ることができない。 字幕を追えないので、日本語モードにしている。 でも、すでに効果音が怖い。 悲鳴が終わったら画面を見ればいいのかな……。
『ボルヘスの北アメリカ文学講義』第13章が概ねジャンル小説周辺に充てられている。まずはミステリの祖とされるポウ。 最初に出た「モルグ街の殺人」は、一見密室と思える屋根裏部屋で二人の女性が惨殺された事件を扱う。犯人は■■■■■■■である。「盗まれた手…
「エル」と言えば(ミステリファンにとっては)エラリー・クイーンの愛称。 世間一般で言えば、今なら「デスノート」の「L」をまず連想するのだろうが、マンガでは三浦みつるの「Theかぼちゃワイン」というのもあった。「デスノート」ほどではないが、いち…
ヘンデルの『二つの合奏団のための協奏曲』をBGMにしながら仕事をしていたら、第2番ヘ長調・第5楽章の途中で、あれま、これって、映画『英国式庭園殺人事件』(英、1982)で流れていたマイケル・ナイマンの曲とよく似ているなあ、と、ふと思った。ヘンデルの…
クリストファー・プリースト『双生児』を読んで、レン・デイトンの歴史改変スパイ小説『SS−GB』(1978)――「イギリス本土駐留ドイツ親衛隊」の略語で、「もし1941年にヒトラーが英国を占領していたら歴史はどう変わっていたか?」をテーマにした異色作――…
フランス大統領サルコジ氏……何だか、さくらももこの漫画のキャラクターみたいな響きだと感じるのは、私だけか? いやいやいや、「コジ」しか合ってないし。
聖餐城作者: 皆川博子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/20メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (21件) を見る皆川博子の最新作『聖餐城』。ヨーロッパの魔術的首都プラハに君臨した神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の長い長い影法師のも…
前の日記に大森さんが『源氏物語』のことを書いていた。 その3日前には、こんなニュースがあった。 仏大統領が祝福メッセージ =「源氏物語千年紀委」に−京都 4月27日21時31分配信 時事通信 2008年に源氏物語が記録上確認されてからちょうど千年を迎えるのに…
「黄金週間」という、この名前。時間が「黄金」なのだから、表現として一風かわっている。似たような言い回しに「ゴールデン・タイム」というのもある。これも「時間に価値がある、光り輝くほど貴重である」というニュアンスなんだろうな。曜日の名前や旧月…
今、飲んでいるのは、アサヒの発泡酒スタイルフリー糖質0(ゼロ)。
街中に出たところ、統一地方選を目前に控えて、候補者の名まえがあちこちで絶叫されていた。 「本物の武闘派○○○○に一票を!」という声があがり、はて、この街の市議選にはプロレスラーでも立候補していたかしらと聞き直すと、「本物の武闘派」ではなく、「本…
吉野仁氏が4月16日付の「孤低のつぶやき」で、「モーダルな事象(やはり長い)」というテキストを書いているのを興味深く読んだ。吉野氏は、菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えてくれた学校』の内容を簡単に紹介しながら、「あっ、これはまさしく『モーダ…
ハンカチ王子デビューの日ウィリアム王子は過熱報道で破局か 昨日付の東京新聞の見出し。
折原一『タイムカプセル』を読んで、気になったことがある。 たしか、私が小学校1年生の頃、小学校は30周年を迎え、その記念としてタイムカプセルを埋めたはずである。 何を書いたかまったく覚えていないが、「20年後の私へ」という内容の手紙だったと…
旅行中に『レイトン教授と不思議な町』を無事クリアしたので、その勢いのままに本日発売の『逆転裁判4』に取りかかりました。さきほど第1話を遊び終えたところですが、この中に出てくる一枚のトランプから導き出される推理がそこはかとなくクイーンっぽい……
久々に覗いた古本屋で、トム・デミジョン『黒いアリス』を発見した。十数年前からずっと探してたんだけど、ぜんぜん見つからなかった本なのだ。古書価もそこそこするだろう。それが百円均一棚に入っていたのを見つけたときの驚きたるや。思わず二度見してし…
レインボーマンの替え歌(というか、同一フレーズの繰り返しに違う歌詞を繋げてゆくやつ)が、地方・年代によって歌詞が違うという話を聞いた。私が記憶しているのは、歌い出しの歌詞に続けて「出っ歯のおじさん骸骨舐めながラッパを吹いてい田んぼのど真ん…